
第
7章![]()
インラインホッケーチームにおけるホッキーパンツの変遷について(その2)
さて,第1回目の講座はいかがでしたでしょうか?本講座を開講するにあたり,筆者の倉庫を発掘した結果,8本ものパンツどもが出土いたしました。これ以外にも某若手2名を通じて某日○大へご奉公に行ったものやら,サイズが合わずに合う人の元へ旅立ったものを含めると,合計10数本ものパンツが筆者の股間を通り抜けていったことになります。これは計算すると約半年に1本の割合で新たなパンツが出現したことになり,いまさらながらパンツ道の奥深さを物語る証拠として,記憶に留めておいてよろしいかと思う次第であります(もっとよく考えるとそんなことはない!)。
それでは第2回講座をお楽しみください。
第4段階「なにかが違うぅぅぅ・・・・」
W社ホッキーパンツを手に入れすっかり悦に入っていた某集団ですが,ほどなくこの世界の奥深さを思い知る衝撃的事実に遭遇するのです。オリジナルジャージとW社ホッキーパンツをまとい,ありとあらゆる大会に出没していた某集団ですが,そのうちに奇特な方々がこの脳天気集団を哀れに思い(いやF本大明神の活躍のおかげかも)声をかけてくれるようになりました。そんなある日,リーグ戦を開催していた某台東区方面に出掛けた者どもは何げなくリーグ主催者F氏と懇談していました。
F氏:いやー,ホ○ジ○さんもジャージとパンツが揃えてなかなかイイですね!
アホ:いやいや,おかげさまでやっとこのジャージもみなさんに浸透してきました。たまにカッコイイ,とか,欲しい,と言う声も聞こえてきますよ(自慢げ)。
F氏:そうでうすか,それはよかったですね(反応薄い)。
バカ:ところで,Fさんのパンツってなんか光沢とかあってカッコイイですよね。
F氏:あー,これですか。これは私がアメリカに住んでいたときにお世話になった人が起こしたインライン専用アパレル会社の製品ですよ。まさしくインラインホッキープレイヤーがインラインホッキープレイヤーのために作っているので,デザインや耐久性が抜群にいいのです。
アホ:確かにいいですよね。ちょっとさわらせてください。
(F氏のパンツを脱がさんばかりにパンツを検証する2名)
バカ&アホ:うん!これはいい!!
そう,ジャージとパンツを揃えた某集団幹部2名はその時からある悩みを抱えていたのだ。「偉大なる滑り具達」にて調達したパンツではあるが,なにかが違うのではないのか,いやかなり違うかもと。
1.なんかシルエットが細身で弱々しい
2.生地素材がなんかペナペナで転ぶとすぐにボロボロになる
3.デザインがPUMAでもないのに太目の白1本線はどうなのか?
4.わりとみんなはいてたりするし・・・

(やっぱ手前のチームLJさんのパンツのほうが上下コージネイトされてカックイイ・・・)

(こちらも相手のSさん達のほうが断然いい!)
などという思いの丈をF氏にぶつけてみたりしたのです。そうするとF氏から思いがけないオファーが舞い込んできました。
F氏:そうですか,実は私その知人のアパレル会社(仮にB社と記す)を取扱おうかと思い,いくつか注文してみたんですよ。ちょうど入荷したところなので,よろしければお分けしましょうか?
アホ&バカ:はははぁー,それはありがたき幸せ!(F氏のパンツをさわりながら土下座)
F氏:それではさっそく見に行きましょうか。
というとF氏は当時某敷地内にあった怪しげなステージ付き建造物のアナウンスブース風小部屋に入って行きました。バカ&アホ面2名がついていくと,そこにはまさに夢にまで見た本物のホッキーパンツが段ボール箱に満載されているではありませんか。太めで力強い男心にグッとくるシルエット,しっかりした素材感。あーじゃない,こーじゃないと迷っていると,見かねたF氏が再び助け船を。
F氏:今年のこのモデルにはなんとサイドにポケットがついているんですよ。
アホ:ほぉぉー!それはもう便利ですね!これで試合中スケートのネジがゆるんでもポケットに六角を入れておけば大丈夫ですもんね!
F氏:はい,まあでも転んだしたときあぶないので,あまりお勧めしません。
バカ:へぇぇー!それじゃ,試合中にお腹空いてもポケットにパンを入れておけば大丈夫ということですか?
F氏:はい,まあできればリンク内での飲食はお断りしたいのですが・・・
アホ:じゃあ,いったい何を入れておけばいいのでしょうか?
F氏:まあ,無理に入れなくてもいいんですがね。危険のない範囲で貴重品とか,練習用のパックとかだと思いますよ。
バカ:なるほど!じゃあ,パックを忍ばせておいて,相手ゴール前で何げなくパックをゴールに入れておく,という芸当が可能になるわけですね!これは便利だ!!
F氏:それだけは固くお断りします!!
などのやりとりがあり,やっとのことで各々がホッキーパンツを即金で購入したのは言うまでもありません。そして翌週の試合には数ヶ月前に提唱したお揃いのパンツを脱ぎ捨てて,B社のホッキーパンツを履いて整列している2名の姿があったのです。

(もうヤワなパンツじゃないぜ,イエイ!)

(手前の人で見えにくいですがこの人もニューパンツです)
それでは,1999年頃のホッキーパンツについて現存するB社のものを参考に検証してみたいと思います。ちなみに当時わりと主流になった同じB社のものとは若干違います。

(手前Tレフがはいているのが当時席巻していたB社のもの)
|
B社製インラインホッキーパンツ(1999年初頭頃) 後部:前面の光沢素材を全面に使用している,前面のロゴで前後を判別する 側面:前後の光沢生地の間に紫がかった濃紺マット生地が縦ラインとして入っている シルエット:ガードルやシンガードを内蔵してもまだ余裕がある太さ 通気性:そのような発想はまだない。通気よりも耐久性が重視されているので,真夏はかなり暑くなります。暑ければショートパンツでやれよ,という時代でしょうか。 アジャスト:ウェスト部分が伸縮加工,アウトドアグッズよろしくコードロックで締める その他:左右脇にポケットを装備。くれぐれもリンク内での手品類への応用は御法度。 一言でいうと:質実剛健を画に描いたような黒いヤツポケット付
|
やっとリアル・ホッキーパンツ道を歩み出した某チームでしたが,さらなる迷宮に向かって1歩踏み出したことにこの時は気づくはずもないのでした・・・つづく
第2回講座いかがでしたでしょうか?次回は「2000年頃米国ホッキーパンツ事情」と題してお送りしたいと思っています。それでは,お楽しみに!!
○○○に当てはまる文字コーナー
前回講座の締めとなるべき文末の「今にして思えば○○○であった・・・」ですが,筆者が慢性のスランプに陥ったため急遽○○○に当てはまる文字を募集いたしましたところ,応募作品が複数ありました。当編集部で吟味させていただいた結果,R39さま(身長173センチ体重84キロ。髪は薄目長め茶髪まじり割と太目の33歳)からのご提案「加納典明」をありがたく頂戴することにいたしました。ということで前回講座の最終文を以下のように確定いたします。
「まったく無防備にホッキーパンツワールドへ入りこんでしまったアホ集団でありますが,その安堵も長く続かないということを,この時はまったく関知していなかったのであります。その後この奥深く迷宮のような世界を彷徨うことになるとは,今にして思えば加納典明であった・・・・・・・」
R39さま大変ありがとうございました。ささやかではありますが,感謝のしるしとして当講座へのご出演を演出させていただきました。楽しんでいただければ幸いです。
ホッキー・アーカイブ・コーナー
ホッキーパンツの変遷を辿ると共に,その時代を物語る懐かしの画像を掲載するコーナーです。
その1:B社専属モデル,カタログより(ウソ)

(ほらね,アメリカンサイズを見事にはきこなすT氏)
その2:B社イメージ広告写真より(ウソ)

(やっぱカリフォルニアの青空の下でやるホッキーはいいよね,ごめん山梨だった)